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もしかして年齢特有のあれ…?記憶力低下にまつわる症状

年を取るにつれて物忘れをしやすくなるのはある程度仕方がないと言っても、忘れっぽさが増すと、認知症への不安は大きくなりますよね。

実は「もの忘れ」と「認知症」には明確な違いがあります。さらに「認知症」と言ってもその状態や原因によって細かな違いがあります。

今回はそれらの違いをお伝えしていきます。

加齢による「物忘れ」とは?

加齢に伴う「物忘れ」とは、「モノをどこに収納したか思い出せない」など、体験した物事の一部を忘れることで、手掛かりやヒントがあれば思いだすことが出来ます。

記憶には①情報を学ぶ・覚える(記銘)、②情報を蓄える(保持)、③情報を思い出す(再生)の3段階があり、加齢による「物忘れ」は③再生の機能の低下により、覚えた事を思い出すのに時間がかかるようになることで起こります。

「物忘れ」の原因は脳の生理的な老化によるもので、「忘れっぽい」という自覚があることが認知症との一番大きな違いと言えるでしょう。

「認知症」とは?

「認知症」による物忘れは、「約束をしたという事実を覚えていない」「モノを収納したこと自体を忘れる」など、「体験したこと自体を丸ごと忘れる」状態を指します。

これは前述の記憶構造の「①情報を学ぶ・覚える」が出来なくなってしまうことが原因で、物忘れと違い、覚えること自体が難しくなってしまいます。

「認知症」は何かの病気によって脳の神経細胞が変性や脱落するなど、壊れてしまうことで起こるとされており、忘れた事への自覚もありません。

「認知症」は病名ではない!症状ごとによる違い

一般的に「認知症」自体が症状名のように思われがちですが、実は「認知症」は総称であって、具体的な症状名ではありません。
「認知症」は原因により症状名が分けられています。その中でも特に多い症状が「3大認知症」と呼ばれ、全体の85%を占めます。

・アルツハイマー型認知症
まず一番多いのが全体の50%にも及ぶ「アルツハイマー型認知症」。これは脳の神経細胞が死滅することで海馬を中心に脳が萎縮してしまい、記憶力の低下から始まり、徘徊や「モノを盗られた」といった妄想など、広範な障害への進行が見られます。

・レビー小体型認知症
次に多いのが全体の20%を占める「レビー小体型認知症」です。はっきりした脳の萎縮は見られないものの、レビー小体によって神経細胞が死んでしまうことで起こります。症状としては認知機能の低下の他に幻視や鬱状態、妄想等があげられ、調子のよいときと悪いときを繰り返しながら進行していきます。

・血管性認知症
続くのが全体の15%に当たる「血管性認知症」。脳梗塞や脳出血等が原因で脳の血液循環が低下することで起こります。記憶力の低下の他、手足のしびれや麻痺等が見られ、原因となる疾患によって異なるものの、比較的急に発症し、段階的に進行していくと言われます。

この3つの症状は残念なことに完治させるのが困難だと言われていますが、進行を遅らせたり、和らげることは可能です。

しかし、残りの15%に当たる「正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)」や「慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)」、「脳腫瘍(のうしゅよう)」などは、治る認知症と言われています。

「あれ?」と思ったら、病院にかかるなど、早期発見・早期治療に努める事が何より肝心です。また、普段から意識して「あれ?」を未然に防ぐ生活習慣を身に着けることも欠かせません。

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