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なぜ歳を取ると忘れっぽくなるの?記憶と年齢の関係

あなたは、「健康寿命」という言葉を聞いたことがありますか?

最近は耳にする機会も増えたこの言葉、簡単に言うと「健康的に問題がなく、自立して日常生活を送ることができる期間」のことです。医療の進歩で平均寿命が延び、世界的な「長寿国」と言われる日本ですが、「平均寿命」が延びても、寝たきりや介護がないと生活できない状態では、「健やかな人生を送れている」とは言い切れません。

現代の日本においては「健康で自立した老後生活を送れる期間(健康寿命)」をいかに長くするかということが課題となっています。

「健康寿命」は、「平均寿命」から、衰弱・病気・認知症などによる介護期間を差し引くことで算出されます。厚労省の平成25年時点の調査によると、要介護期間は男性で9.02年、女性で12.40年。

つまり、男性では人生のうち約9年、女性では約12年もの期間を、何らかの原因で介護等に頼る生活を送っているということになります。

健康寿命とは:健康的に問題がなく自立して日常生活を送ることができる期間

「できるだけ元気に、自立した人生を送りたい」と思うのは誰しも当然の事。特に、「家族や知人のことが分からなくなってしまう…。」というような記憶的な衰えは本人にとっても周囲にとっても辛いものだからこそ、できることなら回避したいものです。

そもそもなぜ、人間は加齢と共に忘れっぽくなるの?

記憶は脳が司っており、その脳は年齢を重ねると共に少しずつ萎縮していきます。一般的には30代くらいから少しずつ脳の萎縮が始まると言われていて、65歳くらいになると20代前後と比較して明らかな萎縮が認められる程になるようです。

脳が萎縮する原因には加齢に伴う「神経細胞の減少」や「動脈硬化が進むことによる脳血流量の低下」があると言われています。しかし、萎縮の速度や程度には個人差があり、日常の生活習慣やストレスの度合い等によっても大きく異なるとも言われています。

このように脳が萎縮すると、認知機能の低下に影響を与え、もの忘れや短期記憶障害(少し前の出来事等を忘れる)、認知症、うつ病が発生する可能性があります。

しかし、認知症は脳が萎縮したからと言って必ず起こるわけではありません。基本的に認知症や脳障害は脳の萎縮が病的な理由によって起きた場合に発生するもの。そうでない場合は、ちょっとした日常生活の工夫や早めの予防によって、回避することができるのです。

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